Vol.6 ~本当のインナービューティー~
11月にブルガリア共和国大使館で行われた「第11回ローズウォーターレシピアワード」。今年もブルガリアンローズ文化協会の理事として、審査員を務めてまいりました。
ローズウォーターレシピアワードとは
近年、新しい調味料として注目されているブルガリアンローズウォーターを使用したレシピを競い合うもので、数ある品種の中で最も香り高く、世界最高品質と評されるブルガリアンローズの素晴らしさを少しでも多くの人に伝えるために、ブルガリアンローズ文化協会が主催している活動の一つです。 学生部門・一般部門に分かれ、毎年多くの応募があります。今年も、書類審査を勝ち抜いた個性豊かなお皿が並びました。
ローズウォーターの魅力
ちなみにローズウォーターとは、ローズを蒸留して得た水分のこと。香粧品で見かけることが多いと思いますが、その豊かな香りと風味は、調味料としても魅力的。 料理にコクと深みを与え、素材の味を引き立てるため、ジャンルを問わず料理の幅をぐっと広げます。 それだけではなく、ローズが持つ自然の美容成分も摂ることができるのです。
ローズでインナービューティー
私はかねてからローズの美容成分を飲んで取り入れるインナービューティーに着目しており、昨年には、1瓶に450輪のブルガリアンローズの美容成分を詰め込んだブルガリアンローズウォーター「オーガニックインナーセラムドリンク」を開発しました。 特別な蒸留法により、ブルガリアの国家基準を大きく上回るオイルが溶け込んだ「飲む美容液」。 毎日少しずつ摂取するために、お水や白湯はもちろん、炭酸や紅茶などに入れて楽しみながら続けていただくことを推奨しています。
食として楽しむ
このアワードによって、ローズウォーターがドリンクの枠を超え、アレンジの可能性が広がり、食としての楽しみが膨らむ。 これは、ローズの摂取が体だけでなく心もリフトアップさせるものに昇華されることだと思います。 そんな期待に胸を躍らせながら審査した多種多様なお皿たちの中から、MiMCの理念と通ずるものがあるレシピを、学生部門・一般部門からそれぞれ1名ずつ選出し、MiMC賞として表彰させていただきました。
MiMC賞
受賞作品 学生部門:フロマージュタルトレット
審査員たちの前に置かれた瞬間、「きれい!」の声が舞ったほど、スタイリッシュでインパクトのある一皿。 キラキラと輝くように工夫されたジュレや、大胆にあしらわれた真っ赤なフランボワーズパウダーなど、女性らしいセンスが光る作品でした。 美しくパワフルな、現代の女性として応援したい気持ちを込めて、賞を差し上げました。
一般部門:薔薇棋子餅
ムースやケーキなどの華やかな作品が多い中、異質の一皿。ほっと一息のティータイムのお供に、マカオのお菓子「棋子餅」をローズウォーターを使って再現したそうです。 日頃からローズのリラックス効果に注目し、食後のお茶や空間のアロマにもローズを使用されているとのこと。ローズを心と体の健康のために取り入れることができるレシピに共感しました。
本当のインナービューティー
摂ることで、幸せになる。美味しくて、楽しくて、心から美しくなる。これが本当のインナービューティーなのだと、再確認した1日でした。 そしてブルガリアンローズがインナービューティーにおいて素晴らしい素材であるということもまた、改めて確信しました。
12月には、同じくブルガリアンローズ文化協会の理事を務めるショコラティエ「THEOBROMA」の土屋公二シェフとのコラボレーションで、オーガニックインナーセラムドリンクを使用した「ボンボンショコラ ローズ」を発売しました(完売)。今後もローズの可能性を広げる様々な試みを、たくさんの方々と楽しんでいきたいと思っています。
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